医療・介護現場では損なわれやすい、人としての尊厳を絶えず守れるような、そんな医療や福祉サービスを提供するための方法を常に考え続け、提供することが私たちの理念です。
ご本人は在宅で療養したいのに、金銭的問題や家庭環境などさまざまな理由でできなかったとしても、「助けてください」「私はこうしたい」とはっきり意思表示がある方に対しては本人の権利を守らなければなりません。プログラム参加を通して社会福祉・社会保障とは何かを感じてもらい、とても自分たちの生活に直結する大事なことなんだな、と身近に感じてもらいたい。また、多職種連携による認知症介護を通し、エンパワーメントを体験してもらいたい。認知症の方の対応をすることで人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させる瞬間を感じ、自分自身の成長に繋げて欲しい。
そこで認知症介護の現場に入って、利用者さんとのコミュニケーションや簡単な介護を体験してもらいます。社会福祉士・看護師・作業療法士・介護福祉士など様々な職種の役割を学び、最終的にはインターン生でイベント当日の認知症利用者の個別ケアを体験してもらいます。
そのためには、問題を分析し、解決する能力が必要。特に認知症利用者を理解するためには広い視野を持って全体を見る能力が必要である。